スケルトン定期借家とは？
定期借家とは？
従来の「普通借家制度」における賃貸借契約では、正当な理由がない限りオーナーから更新を拒否することができず、借り主からの契約解除の申し出がなければ、自動的に契約が更新されてきました。しかし、平成12年3月に施行された「良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法」により「定期借家制度」が創設され、契約で定めた期間が満了すれば、確定的に賃貸借契約を終了することが可能になりました。（双方の合意があれば、再契約も可能です。）
定期借家契約に必要な要件
- ・物件の賃貸借について、一定の契約期間を定めること
- ・契約の更新がないこととする旨の特約を定めること
- ・公正証書の書面により契約をすること
- ・契約前に、オーナーは借り主に対し、定期借家契約であることを記載した文書を交付して説明すること
スケルトン定期借家とは？
物件オーナーにも入居者にも
お得な借家方式
上記の「定期借家制度」に則り、中古賃貸物件をスケルトン住宅にした上で、定期借家の賃貸契約を結びます。オーナーは建物の基礎と構造を修繕して耐久性を高め、床や壁、天井などの内装、電気、ガス、水道などの設備をすべて撤去します。入居者は内装費を負担して、自分のライフスタイルに合わせて自由に内装を設計、定期借家として契約期間はそこに住み続けます。
入居者が内装費を負担する代わりに月々の家賃は周辺相場の4〜6割程度に抑え、3年に1度、公正な消費者物価改定計算式によって家賃を改定します。敷金や礼金、更新料の代わりに保証金として賃料の5ヶ月〜20ヶ月分をオーナーに預けますが、この保証金は入居期間に応じて返還率が高くなり、22年以上住み続けると100％返還となります。「スケルトン定期借家」は、オーナーにも入居者にもお得な借家方式です。
入居者が内装費を負担する代わりに月々の家賃は周辺相場の4〜6割程度に抑え、3年に1度、公正な消費者物価改定計算式によって家賃を改定します。敷金や礼金、更新料の代わりに保証金として賃料の5ヶ月〜20ヶ月分をオーナーに預けますが、この保証金は入居期間に応じて返還率が高くなり、22年以上住み続けると100％返還となります。「スケルトン定期借家」は、オーナーにも入居者にもお得な借家方式です。
スケルトン以外の借家方式
スケルトン貸し以外にも、改築費用をオーナーと入居者の双方が負担する「コンバージョン貸し」や、改築費をオーナーが負担する「オーダーメイド貸し」などもあります。